あなたの「配当金生活」ロードマップ作成準備!家計の土台を固める「現状把握」のすすめ
皆さん、こんにちは!「金のたまご農園」の農園主です。「金のなる木」銘柄診断室へようこそ!
前回は、配当金生活という大きな夢を実現するための具体的な目標設定についてお話ししました。目標が決まれば、いよいよ行動に移すのみ!という気持ちになりますよね。
しかし、どんな立派な「金のなる木」を育てようと計画しても、その土台となる「家計」が不安定では、水やりも肥料もままなりません。 安定した「金のなる木」を育てるためには、まずご自身の現在の家計状況を正確に把握することが不可欠です。
今回は、「配当金生活」というロードマップ作成の第一歩として、家計の「現状把握」がいかに重要か、そしてどのように行えば良いのかを、農園主の視点から詳しく解説していきます。
なぜ「家計の現状把握」が重要なのか?
「配当金生活」を目指す上で、なぜ家計の現状把握がここまで重要なのでしょうか。それは、以下の3つの理由があるからです。
- 無理のない「種まき額」を見極めるため
- iDeCoの時にもお話ししましたが、投資は継続が命です。家計の状況を把握せずに無理な積立額を設定してしまうと、途中で挫折してしまう原因になりかねません。正確な収支を知ることで、**毎月安心して投資に回せる「余剰資金」**が見えてきます。
- 無駄な支出を見つけ、「肥料」を増やすため
- 家計を見える化すると、「あれ、こんなところにお金を使っていたの?」という無意識の支出や無駄遣いが浮き彫りになります。これらを削減できれば、その分を投資に回す「肥料」として活用でき、より早く「金のなる木」を大きく育てられます。
- 目標達成までの期間や手段を具体化するため
- 「毎月いくら貯められるのか」「いつまでにいくら必要か」が明確になることで、目標達成までの具体的なロードマップを描けるようになります。漠然とした不安が減り、前向きに投資に取り組めるようになりますよ。
「家計の現状把握」を始める3つのステップ
では、具体的にどのように家計の現状を把握していけば良いのでしょうか。農園主おすすめの3つのステップをご紹介します。
ステップ1:収入源を全て書き出す
まずは、あなたが毎月どれくらいの「水」と「栄養」を家計にもたらしているのか、その源を全て把握しましょう。
- 給与収入: 手取り額を把握します(税金や社会保険料が引かれた後の金額)。
- 事業収入: 自営業や副業をしている方は、そちらの収入も漏れなく計上します。
- その他収入: 不動産収入、年金収入、各種手当なども含めます。
複数の収入源がある場合は、それぞれを明確にしておくことが大切です。
ステップ2:支出を「固定費」と「変動費」に分けて全て書き出す
次に、家計からどこに「水」や「栄養」が流れていっているのか、つまり支出を細かく見ていきましょう。支出は大きく「固定費」と「変動費」に分けるのがポイントです。
1. 固定費(毎月ほぼ一定額がかかるもの)
- 住居費: 家賃、住宅ローン、管理費など
- 通信費: スマートフォン、インターネット、固定電話など
- 保険料: 生命保険、医療保険、自動車保険など
- サブスクリプション: 動画配信サービス、音楽配信サービス、ジムの月会費など
- 車両費: 車のローン、駐車場代など(変動しない部分)
固定費は一度見直せば継続的な効果が得られるため、「金のなる木」の土壌改善において非常に重要なポイントになります。
2. 変動費(月によって金額が変わるもの)
- 食費: 自炊費、外食費
- 水道光熱費: 電気、ガス、水道代
- 交通費: ガソリン代、公共交通機関の利用料など
- 日用品費: 消耗品、洗剤など
- 被服費: 洋服、靴など
- 交際費: 友人との会食、レジャーなど
- 医療費: 病院代、薬代など
- 娯楽費・趣味費: 映画、イベント、習い事など
- その他: 冠婚葬祭費、美容院代など
変動費は日々の意識でコントロールできる部分です。特に「見えない支出」になりがちな項目は、しっかりと把握しておきましょう。
ステップ3:収支を計算し、「余剰資金」を洗い出す
収入と支出を全て書き出したら、いよいよ計算です。
収入合計 - 支出合計 = 余剰資金(または不足額)
- 余剰資金がある場合: その金額が、毎月無理なく投資に回せる「種まき額」の目安になります。
- 不足額がある場合: どこかの支出を削減する必要があります。まずは固定費から見直すことを強くおすすめします。
この「余剰資金」こそが、新NISAで「金のなる木」を育て始めるための、かけがえのない「種」であり「肥料」となるのです。
家計の現状把握に役立つツール
「手書きは面倒…」という方でも、今は便利なツールがたくさんあります。
- 家計簿アプリ: スマートフォンで手軽に管理でき、銀行口座やクレジットカードと連携できるものも多いです。
- スプレッドシート(Excelなど): 自分でカスタマイズしたい方におすすめです。
- マネーフォワードMEやZaimなどの自動家計簿サービス: 銀行やクレジットカードの利用履歴を自動で取り込み、収支を分類してくれるため、手間なく始められます。
ご自身に合った方法で、まずは1ヶ月だけでも良いので、家計の記録を始めてみましょう。
農園主から皆さんへ
配当金生活という大きな夢の実現は、日々の小さな積み重ねから生まれます。そして、その積み重ねを支えるのが、健全な家計の土台です。
「金のなる木」を育てるためには、まず自分の畑(家計)が今どんな状態なのかを正確に知ることから始まります。決して難しいことではありません。ぜひ、今日からあなたの家計の「現状把握」を始めてみてください。
次回は、いよいよ「金のなる木」を見つけるための具体的な銘柄診断に入っていきますので、お楽しみに!