~「金のなる木」を育てる第一歩~
皆さん、こんにちは!「金のたまご農園」の農園主です。
これまで、iDeCoや新NISAで「金のなる木」を育てる話や、老後資金準備のための「土壌作り」についてお話ししてきました。しかし、どんなに素晴らしい「種」や「土壌」があっても、ご自身の「農園」の現状を把握していなければ、最適な「金のなる木」を育てることはできません。
そこで今日は、あなたの「金のなる木」を育てるための最も基本的な、そして最も大切な第一歩についてお話ししたいと思います。それは、「あなたの月々の生活費を具体的に把握すること」です!
「え、そんなこと?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これができていない方は意外と多いんです。私も若い頃は、どんぶり勘定で家計を回し、「こんなはずではなかった…」と頭を抱えた経験がありますから、皆さんの気持ちはよく分かります。
でも安心してください。難しく考える必要はありません。一緒に、あなたの「月々の生活費」という「農園の収支」を具体的に計算し、未来の「金のなる木」を育てるための土台を固めていきましょう!
なぜ「月々の生活費」を把握することが重要なのか?
「毎月いくら使っているか」を具体的に知ることは、単なる家計の管理ではありません。これは、あなたの未来の「金のなる木」を育てる上で、非常に重要な「地図」となります。
- 投資に回せる「種銭」が明確になる: 無駄な支出が分かれば、それを減らして投資に回せるお金(種銭)を捻出できます。
- 無理のない投資計画が立てられる: 毎月の生活に必要な最低限の費用が分かれば、「これ以上は減らせない」ラインが見え、焦って高リスクな投資に手を出したり、生活が苦しくなったりするのを防げます。
- 将来の目標が具体的になる: 老後に必要な生活費を計算する際にも、現在の生活費が基準となります。これにより、より現実的な目標設定が可能になります。
- 「心の余裕」が生まれる: お金の流れを把握することで、漠然とした不安が解消され、精神的な安定につながります。これは「金のなる木」を育てる上で欠かせない「心の栄養」です。
あなたの「月々の生活費」を具体的に計算してみましょう!
さあ、ペンと紙、またはスマートフォンのメモアプリや家計簿アプリを用意して、ざっくりでも構いませんので、一緒に計算してみましょう。過去1ヶ月~3ヶ月の銀行口座の明細やクレジットカードの利用履歴を見ながら書き出していくと、より正確に把握できますよ。
1. 固定費を書き出す(毎月決まって出ていくお金)
まずは、毎月ほぼ決まった金額がかかる「固定費」からリストアップしましょう。
- 住居費: 家賃、住宅ローン返済額、管理費、修繕積立金など
- 水道光熱費: 電気代、ガス代、水道代(変動はありますが、概算でOK)
- 通信費: スマートフォン料金、インターネット料金、固定電話料金
- 保険料: 生命保険、医療保険、自動車保険など(月払いの場合)
- 車の維持費: ローン返済、駐車場代など(ガソリン代は変動費へ)
- サブスクリプション費用: 動画配信サービス、音楽配信サービス、ジムの月会費など
- 各種ローン返済: 教育ローン、カードローンなど(住宅ローン以外)
例:
- 家賃:80,000円
- 電気代:7,000円
- ガス代:5,000円
- 水道代:4,000円
- スマホ:6,000円
- ネット:4,000円
- 生命保険:5,000円
- サブスク:2,000円 合計:113,000円
2. 変動費を書き出す(毎月金額が変わるお金)
次に、月によって金額が変わる「変動費」をリストアップしましょう。ここは概算で構いませんが、少し多めに見積もっておくと安心です。
- 食費: 食料品、外食、デリバリーなど(最も変動しやすい項目です)
- 日用品費: 洗剤、トイレットペーパー、ティッシュなど
- 交通費: 電車代、バス代、ガソリン代、タクシー代
- 医療費: 通院費、薬代など
- 被服費: 服、靴、アクセサリーなど
- 美容費: 美容院、化粧品、エステなど
- 交際費: 飲み会、食事会、プレゼントなど
- 娯楽費: 趣味、レジャー、映画、ゲームなど
- 教育費: 習い事、参考書、塾代など
- その他: 予期せぬ出費、冠婚葬祭費など(予備費として計上しておくと安心)
例:
- 食費:50,000円
- 日用品:5,000円
- 交通費:8,000円
- 医療費:3,000円
- 被服費:5,000円
- 交際費:10,000円
- 娯楽費:7,000円 合計:88,000円
3. 合計額を出す(あなたの月々の生活費)
最後に、固定費と変動費の合計額を出しましょう。
固定費合計 + 変動費合計 = あなたの月々の生活費
例:113,000円 + 88,000円 = 201,000円
これが、あなたが「金のなる木」を育てる上で、最低限必要となる「農園の維持管理費」の目安です。
計算してみた感想は?
いかがでしたでしょうか?
「思ったより多かった…」と感じた方もいれば、「意外と少なかったな」と感じた方もいるかもしれませんね。
この具体的な金額が分かれば、
- どこに無駄があるのか? (例:使っていないサブスク、行き過ぎた外食費など)
- どこを削れば、投資に回せるお金を捻出できるのか?
- 毎月、どれくらいの金額を投資に回せるのか?
といったことが明確になります。
農園主から皆さんへ
「月々の生活費」を把握することは、あなたの資産運用という「金のなる木」を育てる上で、決して避けては通れない「土壌の計測」作業です。
この具体的な数字を基に、これからどんな「種」(投資商品)を選び、どれくらいのペースで「水」(投資資金)を与えていくかを計画していきましょう。
もし、「もっと詳しく知りたい」「どうやって節約すればいい?」といった疑問があれば、いつでも「金のたまご相談室」へお越しください。
さあ、今日も一日、楽しみながら「金のなる木」を育てていきましょう!