本文へ移動

金のたまご会議室

【金のたまご会議室】新NISAとiDeCo、どちらを優先すべき?

二つの制度を比較しながら、どちらを優先すべきか、どう使い分けるべきか

皆さん、こんにちは!「金のたまご農園」の農園主です。

今回は、多くの方が抱えているであろう、こんなご質問にお答えします。

質問: 「新NISAとiDeCo、どちらを優先して始めたら良いでしょうか?両方やるべきか悩んでいます。」

ご質問ありがとうございます!

新NISAもiDeCoも、あなたの『金のたまご農園』を豊かにする、国が用意してくれた素晴らしい制度です。しかし、それぞれ特徴が異なるため、あなたの目的や状況に合わせて、優先順位を考えることが大切です。

今日は、この二つの制度を比較しながら、どちらを優先すべきか、そして両者をどう使い分けるべきかについて、お話ししましょう。

1. 新NISAは『万能な畑』

新NISAは、あなたの『金のたまご農園』の主軸となる、万能な畑です。

メリット:

  • 自由度が高い: 投資した資金は、いつでも売却して現金を引き出すことができます。
  • 非課税枠が大きい: 年間最大360万円、生涯で1,800万円まで投資できます。
  • 幅広い商品を扱える: 成長投資枠を使えば、個別株やETFなど、幅広い商品に投資できます。

こんな人におすすめ:

  • 近い将来、大きな資金が必要な方: マイホームの購入、子どもの教育資金など、老後資金以外にもお金が必要な方。
  • 投資に慣れていない方: 投資を始めたばかりで、いざという時に現金化できる安心感が欲しい方。

2. iDeCoは『老後資金専用の貯蔵庫』

iDeCoは、あなたの『金のたまご』を、老後まで大切に保管しておく、老後資金専用の貯蔵庫です。

メリット:

  • 節税効果が強力: 積み立てたお金が全額所得控除の対象となり、所得税や住民税が安くなります。
  • 強制的な貯蓄: 原則60歳まで引き出せないため、強制的に老後資金を積み立てられます。

こんな人におすすめ:

  • 老後資金を最優先したい方: 老後の生活に備え、税制メリットを最大限に活かしたい方。
  • 自営業の方: 退職金制度がないため、自分で老後資金を準備する必要がある方。

3. どちらを優先すべきか?

このご質問に対する答えは、あなたの「ライフプラン」と「現在の収入」によって変わります。

優先すべきは『iDeCo』

  • 収入が多く、節税効果が大きい方: 所得税率が高い方ほど、iDeCoの所得控除による節税メリットは大きくなります。
  • 老後資金の準備を最優先したい方: 原則60歳まで引き出せないため、途中で使ってしまう心配がなく、着実に老後資金を準備できます。

優先すべきは『新NISA』

  • すぐに使えるお金を増やしたい方: 近い将来、大きな出費が控えている方や、万が一の時に現金化できる安心感が欲しい方。
  • iDeCoの掛け金が少ない方: iDeCoは、加入者の属性によって掛け金の上限額が異なります。上限が低い場合は、新NISAを優先して利用するのも良いでしょう。

数字で見る:iDeCo の節税は、どれくらい?

iDeCo の掛金は、全額が所得控除になります。毎月2万円(年24万円)を積み立てた場合、所得税と住民税(10%)を合わせて、1年でおよそ次の額の税金が軽くなります。

所得税の税率1年で軽くなる税金の目安
5%約3.6万円
10%約4.8万円
20%約7.2万円
年24万円 ×(所得税率+住民税10%)で計算した目安です(復興特別所得税は省いています)。掛金の上限は働き方で違います(iDeCo Q1)。

新NISA と iDeCo、ひと目で比べると

新NISAiDeCo
お金を引き出せる時期いつでも原則60歳から
積み立てたときの税金軽くならない掛金の全額が所得控除
増えた分の税金かからない運用中はかからない(受け取るときは課税。控除あり)
向いているお金住宅・教育・老後など幅広く老後のためのお金

今日やること

  1. 源泉徴収票や確定申告の控えで、自分の所得税の税率を確かめる。
  2. iDeCo Q1 の表で、自分の働き方の掛金の上限を確かめる。
  3. 毎月の投資額を決め、「まず iDeCo、残りを新NISA」の順に分けてみる。

結論:最強の『二刀流』を目指そう

新NISAとiDeCoは、どちらか一方を選ぶものではありません。それぞれのメリットを活かし、『二刀流』で活用することが、最も効率的で賢明な選択です。

  • まずはiDeCo: 毎月の積立額を、無理のない範囲でiDeCoに振り分け、税金のメリットを享受しましょう。
  • 次に新NISA: iDeCoに積み立てた後、さらに投資に回せるお金があれば、新NISAのつみたて投資枠や成長投資枠を活用しましょう。

「税金という雑草を徹底的に抜きながら、日々の生活も将来の生活も守る」

これが、最強の『金のたまご農園主』の戦略です。

出典・参考(公式の案内):金融庁「NISA特設ウェブサイト」/厚生労働省「iDeCoの概要」(2026年10月22日に確かめました)