【iDeCoの疑問、農園主が答えます!】老後資金を育てる「iDeCoの種まき」完全ガイド -Q1:

iDeCoって結局何?なんでやるべきなの?

皆さん、こんにちは!「金のたまご農園」の農園主です。当農園の「金のたまご相談室」へようこそ!

老後の生活資金、漠然とした不安を感じていませんか?「今のうちに何か準備しておかなきゃ…」と思いつつも、何から始めていいか分からない方も多いのではないでしょうか。

そんな皆さんにおすすめしたいのが、まさに老後資金という「金のたまご」を育てるための「種まき」である「iDeCo(イデコ)」です。

今回は、iDeCoって一体何なのか、そしてなぜ今すぐ始めるべきなのか、皆さんの疑問にQ&A形式で分かりやすくお答えしていきます!


Q1-1: 農園主さん、ズバリ聞きます!iDeCoって何ですか?

農園主からの回答

iDeCoとは、**「個人型確定拠出年金」**の愛称で、ご自身で掛金(積み立てるお金)を拠出し、ご自身で選んだ金融商品で運用し、その運用成果を老後に受け取る「私的年金制度」のことです。

国が用意している公的年金(国民年金や厚生年金)だけでは不安…と感じる方が、自分自身で老後資金を準備するための、言わば「自分専用の年金畑」を作るようなイメージですね。

この「自分専用の年金畑」で、将来の「金のたまご」を育てるために、毎月コツコツと「種まき」をしていくのがiDeCoなんです。

Q1-2: iDeCoとNISA、どっちも老後のためって聞くけど、何が違うんですか?どっちを優先すべきですか?

農園主からの回答

はい、iDeCoとNISA、どちらも資産形成に役立つ素晴らしい制度ですが、それぞれ特徴が異なります。

項目iDeCo(個人型確定拠出年金)NISA(少額投資非課税制度)
目的老後資金の形成(原則60歳まで引き出せない)幅広い目的の資産形成(教育資金、住宅資金、老後資金など)
加入条件原則20歳以上65歳未満の日本居住者。職業によって掛け金上限が異なる。日本に住む18歳以上の方。
非課税枠拠出時、運用時、受取時に税制優遇がある運用益が非課税(投資枠内で上限あり)
引き出し原則60歳以降いつでも可能
商品投資信託、元本確保型(定期預金など)投資信託、株式など

どちらを優先すべきか?

これは、ご自身のライフプランや目的によって変わってきます。

  • 「とにかく老後資金を確実に、そしてお得に準備したい!」 と考えるなら、iDeCoを優先することをおすすめします。 税制優遇のメリットが非常に大きく、特に掛金が全額所得控除になる点は、現役世代にとって非常に魅力的だからです。
  • 「近い将来使う可能性のあるお金も増やしたい」「老後資金だけでなく、教育資金などもまとめて準備したい」 という場合は、NISAも同時に活用することを検討しましょう。 NISAはいつでも引き出しが可能なので、柔軟な資産形成ができます。

私としては、まずはiDeCoで老後資金の土台を固めつつ、余裕があればNISAで他の目的資金も育てる「二刀流」が最強の戦略だと考えていますよ!

Q1-3: 私(会社員、公務員、自営業など)はiDeCoに加入できるの?加入条件は?

農園主からの回答

ご安心ください、原則として20歳以上65歳未満の日本国内に住んでいる方であれば、ほとんどの方がiDeCoに加入できます!

ただし、ご自身の職業によって、月々積み立てられる「掛金の上限額」が異なります。ご自身がどの区分に当てはまるか、確認してみましょう。

  • 会社員(企業型DCに加入していない方): 月額2.3万円(年額27.6万円)まで
  • 会社員(企業型DCに加入している方): 月額1.2万円または2万円(年額14.4万円または24万円)まで(企業型DCの規約による)
  • 公務員: 月額1.2万円(年額14.4万円)まで
  • 自営業者・フリーランス(国民年金第1号被保険者): 月額6.8万円(年額81.6万円)まで
  • 専業主婦(夫)(国民年金第3号被保険者): 月額2.3万円(年額27.6万円)まで

ご自身の働き方に合わせて、無理のない範囲で「種まき」の量を決めることが大切です。

Q1-4: iDeCoの最大のメリット「税制優遇」って具体的にどういうこと?(所得控除、運用益非課税、受取時控除)

農園主からの回答

これこそが、iDeCoが「金のたまご」と呼ぶにふさわしい最大の理由です!iDeCoには、3つの段階で税金がお得になる「トリプル優遇」があるんです。

  1. 掛金が全額所得控除になる!(種まきの時のお得)
    • 毎月積み立てたお金は、その年の所得から全額差し引かれます。 所得が減ったとみなされるので、所得税や住民税が安くなるんです!
    • 例えば、所得税率10%・住民税率10%の方なら、月に1万円積み立てるごとに年間2.4万円も税金が戻ってくる計算になります。これは大きいですよね!「金のたまご農園」で例えるなら、種まきをするたびに国から補助金がもらえるようなものです!
  2. 運用益が非課税になる!(育てる時のお得)
    • iDeCoで積み立てたお金を運用して利益が出ても、通常かかる20.315%の税金が一切かかりません。
    • 例えば、NISAも運用益は非課税ですが、iDeCoは「掛金が所得控除になる」という追加のメリットがある点で、老後資金形成に非常に有利です。
    • 利益がそのまま次の運用に回せるので、複利効果が最大限に活かされ、「金のたまご」がどんどん大きくなっていくんです!
  3. 受け取る時にも税制優遇がある!(収穫の時のお得)
    • 60歳以降にiDeCoで積み立てたお金を受け取る際にも、税金が優遇されます。
    • **年金形式で受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金として一括で受け取る場合は「退職所得控除」**が適用され、一定額まで非課税で受け取ることができます。
    • この控除額は非常に大きいため、ほとんどの方が税金を気にせずに「金のたまご」を「収穫」できる可能性が高いんです。

このように、iDeCoは「種まき」「育てる」「収穫」の全てのフェーズで税制優遇を受けられる、まさに「金のたまご」を育てるための最強の制度なんです。


農園主から皆さんへ

いかがでしたでしょうか?iDeCoがどんな制度で、なぜ今すぐ始めるべきなのか、少しでもご理解いただけたでしょうか。特に、3つの税制優遇は、他の資産形成制度にはないiDeCoならではの大きな魅力です。

私自身もiDeCoで600万円以上の資産を育てていますが、この税制優遇の恩恵は本当に大きいと実感しています。

「老後資金を増やしたい」「でも税金は抑えたい」そう考えているなら、まずはiDeCoの「種まき」を始めることを強くおすすめします!

次回は、「毎月いくら積み立てるのがベスト?おすすめの金額は?」について、具体的なシミュレーションを交えながら深掘りしていきますので、お楽しみに!

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